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一枚の絵との出会いから、 人生がこんなにも輝きだすとは…

萩原 健二 さん

萩原 健二 さん

ツーリ・リー作品との出会いは3年前。新聞の情報欄で目にした独特なタッチと色彩に惹かれてシルクランド画廊を訪ねました。実物は想像以上に鮮烈で感激でした。以来、リー作品に夢中になって、一点でも作品があると聞けば画廊に駆けつける有様です。
長年の夢だった欧州旅行が延期になり、コツコツ貯めた旅行資金が宙に浮いたのは、
それからしばらくしてからの事です。ある作品を見て「今なら、リー作品が買える」
――購入など夢にも思わなかった私が、そう考えていました。それからが葛藤の連続。
購入を決めながらも、すぐあとで断りの電話を入れたこともあります。

「光の調べ」との出会い

しかし、悩んだ1ヶ月の後に運命の出会いが待っていました。私の迷いや好みをよく知る顧さんが「観て欲しい作品がある」と電話をくれたのです。それが「光の調べ」です。コペンハーゲンの運河を描く伸びやかな筆遣いに、楽しく一気に描き上げた先生の様子が想像できるようでした。爽やかな色が大胆に躍る画面は、まさに私が憧れたリー作品の魅力にあふれていて「この作品を、一生の宝物にしよう」と決めました。リー作品のお蔭で、もうひとつ大きな楽しみができました。学生時代に夢中で描いていた絵を再開したのです。
運送業の仕事をしながら、日本各地の素晴らしい風景をスケッチしたり…30年ぶりの油絵にいたっては大好きなリー作品の模写から始めました。

先日、娘が連れて来た恋人にリー作品を自慢していると、娘が「お父さんもなかなか上手に描くのよ」と言って、少し照れながら、部屋の奥から私の絵を出して来ました。作品購入には驚いた娘も、私の気持ちと生き方を優しく見守ってくれているようです。 「私、この絵と、絵にかかわるあなたを見ていて、少しずつ価値観が変わってきたのよ」――作品が届いて以来、毎日大切に拭いてくれる妻はこう言います。一枚の絵との出会いから、人生がこんなにも輝きだすとは…幸福な誤算でした。

 

ツーリ・リー作品の模写をご披露

ギャラリー通信#13(2007年4月) インタビュー記事より