この作品にはほっとさせてくれるような、なんともいえない感じがします。
ギャラリー通信に載っていた作品写真を見たのが、孫 家珮作品に出会うきっかけでした。
素敵だなぁと思い、まずは僕ひとりで画廊に見に行きました。実際の作品もすごくいい絵だったので、後日、家族にも見せて購入に踏み切りました。
僕たち素人には風景画はわかりやすいですし、何よりも独特の清涼感と光の調子が気に入りました。作家がご自分のイメージで描いているそうですから、きっと実際に取材された風景よりもきれいなんだろうと思います。
僕はとりたてて理想郷を求めていたわけではないのですが、この作品にはほっとさせてくれるような、なんともいえない感じがします。妻も気に入っていて、購入後しばらくは、夜になると作品にライトを当てて、コーヒーを飲みながらゆったりと眺めていました。
作品を家に飾ってから約1年、日々忙しくしていますので、ゆっくり絵を見るという時間はなかなか取れませんが、今ではもうすっかり家の一部です。海を見て、都会人ならそのつど感動しますが、漁師はそういうわけにもいかない、そんな感じとでも言いましょうか。でも、今では家の中の景色として、なくなってはさみしい存在です。
奥様より
絵を飾ってからしばらくは、主人と一緒によく眺めていました。この絵に対する感じ方は、その頃から何もかわりません。一番好きなところは、素敵な緑色とやわらかな光です。
すごく心に響きますし、あたたかく、なつかしく感じます。
孫先生が幼少時代を過ごした景色を描いたことを知って、同じ景色を実際に見たことはないのに、何か自分に通じるものがあるような、すごくわかる気がします。
幼稚園と小学校に通う4人の子供がいるので、いつもあわただしい毎日ですが、家族が出かけた後や寝静まった後、ほんの少し、ひとりで過ごせる時間があります。そのときに、お茶を飲みながらこの絵を見ていると心が安らぎます。
また、母親として一生懸命に子供の面倒を見てやりたい、という気持ちを再確認する時間にもなっています。
ギャラリー通信#17(2007年10月) インタビュー記事より
山内 誠治 様
プルデンシャル生命保険
エグゼクティブ・ライフプランナー
2007 年度 MDRT COT 会員
http://mylp.prudential.co.jp/lp/page/seiji.yamauchi