台風5号が日本列島を縦断中でもあり海岸からもほど近い美術館訪問は、朝から天候が危ぶまれましたが、無事好天に恵まれ当画廊GM顧 定珍が、8月31日まで茅ヶ崎市美術館にて開催中の、『夏の福袋2017~動物美術館展』を訪れたレポートをお届けいたします。
ふだんから動物をモチーフとした作品を制作するアーティスト達が、様々な技法を用いて生み出す作品の数々に出会える企画展示ですが、当画廊でも人気作家として日頃からご紹介させていただいている鈴木 強先生、山田 りえ先生、丸山 友紀先生の作品も展示紹介されていることもあり、当日は3名の先生方とも現地で落ち合い、作品鑑賞の他美しい美術館の庭園やビーチの散策など有意義な1日を過ごすことが出来ました。
以下は、当日の模様をカメラに収めたものです。
向って左から山田先生、鈴木先生、顧 、丸山先生。
背景も左手に山田先生の作品「庭」、正面奥の屏風と「サーフィンウサギ」は鈴木先生の作品、右手が丸山先生の作品「ネコダンス」。
パネル左:鈴木 強先生の作品「笑うサーフィンうさぎ」
写真右:丸山 友紀先生の作品
この企画は、夏休みにあわせて親子でアートに親しめる内容となっており、夏休みの課題のために訪れた子どもたちは先生方からレクチャーを受けるなど、有意義な時間を過ごせたようです。
8月31日まで開催されておりますので、ぜひご家族でアートに触れてみてはいかがでしょうか。
動物たちのアート作品が皆様に新たな発見と驚き、楽しみを与えてくれることでしょう。
夏休みの課題をかねて訪れた男子高校生と質問に対して熱心に答える鈴木先生。
こちらも夏休みの課題をかねて訪れた二人の女子中学生。
作家さんだと分かるとかなり緊張していた様子でしたが、山田先生と丸山先生の気さくさに次第に笑顔になり、
先生方が作品を制作する時の思いなどについて質問していました。
2000年制作 全長1m62cmのオブジェ 鈴木 強作「ワニ男とダイオキシン」
90年代の終わり頃から北米に端を発した環境汚染による人間の健康や動物の生態系への影響が最も懸念されている有害物質に警鐘を鳴らすべく発表した作品のひとつ。
美術館の正面玄関へたどり着く直前に佇む石碑には、晩年療養の為茅ヶ崎の地で過ごした詩人八木重吉の詩が刻まれている。
美術館に隣接するこじんまりとしながらもなかなか精巧に作られた日本庭園。
庭の中に五重の塔もあるから、驚きました。
美術館に訪れた際には、一見する価値があります。
茅ヶ崎美術館正面
桑田佳祐出身地にあやかって命名された海水浴場。丸山 友紀先生の頭上の遠景には烏帽子岩がかすかに見える。
2017年8月 顧 定珍(茅ヶ崎からのレポート)