展覧会情報

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蔡 國華 作品展 ― 旅の途中 ― | Cai Guo-Hua Exhibition

会期:2023年6月10日(土)~24日(土) ※最終日は午後5時閉場

作家来場:6/10(土) 21(水) 24(土) 午後1時~5時

開廊時間:午前11時~午後7時30分(土日、祝祭日は午後6時30分閉廊) 

23歳で来日後、武蔵野美術大学、大学院と進んだ蔡先生が当時直面した様々な壁は、異国の地での孤独な制作活動を経て、後に大きな生涯のテーマ『何来何去』~人は何処から来て、何処へ行くのか?~を生み出すことになったのでしょうか。365日日々繰り返しクロッキーを描き続ける対象は日常のほんのひとコマ。そこには、若者から老人まで喜びも哀しみも織り交ぜた人々が描き出されているが、生への問いかけは、そんなささやかな日々の営みの中にこそ答えを見つけるヒントが潜んでいるのではと、作家の深いまなざしが物語っているようです。卓越した描写力で迫る油彩、ドローイングの数々をどうぞご堪能下さい。

Message メッセージ(2023年)

Message メッセージ(2023年)
コロナウイルスのパンデミックで世界が大きく変わり、平穏な日常を不安と憂鬱な影が覆いました。そんな時、絵を描くことが私に希望を持たせてくれました。
時代や社会の変貌を作品で記録していきたい、その思いは制作の強い原動力となりました。私は滞在中のシドニーで周辺の人々をスケッチし続け、インスタグラムへ毎日投稿しました。それは日記であり、生活のひとコマの記録でもあります。
そして、描き下ろしたスケッチを素材に、キャバスに油彩やアクリル絵の具で作品へと展開していくのです。
絵を描き続ける我が人生は、絵の旅そのものです。まだまだ旅の途中ですが山あり谷ありでも旅を楽しんでいくと思います。
絵を通じてこの時代と共に生きる希望、愛、平和のためにこれからも絵を描き続けたいと思います。

蔡 國華 略歴

蔡 國華 略歴
1964年 中国上海市生まれ
1985年 上海紡績工業専科学校(現東華大学)美術科卒業
1987年 上海交通大学芸術進修班修了
1997年 武蔵野美術大学大学院造形研究科卒業
     一線美術展(安田火災美術財団奨励賞
1998年 第4回前田寛治大賞展(佳作賞 ′01 ′04)
     長野オリンピック国際公募「小さな絵画、大きな輪」展(優秀賞)
2006年 池田20世紀美術館 個展「何来何去」(静岡県伊東市)
2008年 個展 日本橋高島屋美術画廊 以降多数個展開催

コレクション:上海美術館、池田20世紀美術館、東御市梅野記念絵画館、
       台北市美術館、帝京大学、慶福寺、長野市

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