Vivle 2020 ― 日常の煌めき ― 女流画家五人展
会期:2020年8月30日(日)~9月12日(土) ※最終日は午後5時閉場
開廊時間:午前11時~午後7時30分(土日、祝祭日は午後6時30分閉廊)
越畑 喜代美
《Eat in peace》 45×35cm 日本画
松谷 千夏子
《Crown daisy-春菊の花》 S3 日本画
山田 りえ
《プラチナムバード》 S3 日本画 売約済
北村 さゆり
《紫陽花・Hommage RUT BRYK》 P6 日本画
越畑 喜代美 Kiyomi Koshihata
- Vivle 2020 テーマ 「食べる」に寄せて -
猫たちのごはんをグレインフリーに替えてみた。ネコ科は肉食用の歯だけを持ちヒト科の私は三種類の歯を持っている。歯に見合った食べ方は理に適うはずだ。人類は野原にいたイネ科やマメ科の植物を改良して飢餓から逃れる努力をしてきた。先人達の苦労に美味しく食べて感謝したい。
1960年 神奈川県川崎市生まれ
1984年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻(堀文子・中野嘉之教室)卒業
1986年 多摩美術大学大学院修了
書籍装画など多数
現在 無所属
松谷 千夏子 Chikako Matsuya
- Vivle 2020 テーマ 「食べる」に寄せて -
昔から私には“幸福の味”というものがあって、それが果物の巨峰の味です。1番の好物とか食べて幸せ、という感じと少し違ってまさしく“幸福”の象徴の味なのです。小さい頃、私が葡萄を際限なく食べてしまうので、両親は机の下に隠しながら食べていたそうです。多分、初めて食べた巨峰がよほど美味しかったのでしょう。
1959年 神奈川県横須賀市生まれ
1983年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻(加山又造・米谷清和教室)卒業
1985年 多摩美術大学大学院修了
現在 創画会准会員
山田 りえ Rie Yamada
- Vivle 2020 テーマ 「食べる」に寄せて -
「すもももももももものうち」のすももです。とは言っても桃ではないんですけどね。小ぶりですがたっぷりとした赤い実が美しく、何度描いても飽きません。かじると少し透き通ったような黄色い果肉から爽やかな酸味を帯びた仄かに甘い果汁が滴ります。豊かな時代です。飢えることなくこの美しい果実を愛でられる贅沢に感謝。
1961年 京都市生まれ
1983年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻(加山又造・米谷清和教室)卒業
書籍装画など多数
現在 無所属
北村 さゆり Sayuri Kitamura
- Vivle 2020 テーマ 「食べる」に寄せて -
4月からは、舌鼓を打つことも、彩を愛でることもなく「健康に生きるため」の食事を心掛けて過ごしている。
しばらくぶりに手に入れた豆大福を描いた。暖簾のある街並みに行き交う人の賑わい。人気の和菓子店。食べる事は文化であると、改めて気づく。
1960年 静岡県藤枝市生まれ
1986年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻(加山又造・米谷清和教室)卒業
1988年 多摩美術大学大学院修了
書籍装画、『サライ』で連載中の挿画など多数
現在 無所属
丸山 友紀 Yuki Maruyama
- Vivle 2020 テーマ 「食べる」に寄せて -
かつては食物にこだわることは卑しいことと思っていましたが、だんだんと生きるために丁寧に食べるということを大切に考えるようになってきました。それでも食を楽しむことにはある種グロテスクな面がある気がしてしまいます。このもやもやした気持ちをどう消化していけばよいものか。
永遠のテーマになりそうです。
1975年 愛知県生まれ
1998年 早稲田大学第二文学部美術史専修卒業
2000年 早見芸術学園造形研究所日本画塾卒業
現在 無所属
Vivle 2020 テーマ 『 食 べ る 』
越畑 喜代美
《イネ科とマメ科》 30×30cm 日本画
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