さて、梅雨も近づくこの6月、ちょっぴりシニカルでユーモラスな大沼久美子さんの世界を皆さまにお届けいたします。
昨春の初展観では、「顧さんのイメージとは違うネ」、「シルクランド画廊がどうしてスカル(どくろ)の作品を!?」とびっくりされる方もいらっしゃったので、この愉快な大沼ワールドを私が心から楽しんでいることを知っていただきたいと思い、一筆さしあげることにいたしました。
さて、ご覧いただきます下の写真は、私のキッチンでございます。現在の住居に越してからの約5ヶ月間で、体重5㎏減、ウエストは8㎝減という超ダイエットに成功したのは、このキッチンでせっせとお弁当作りに励んだ結果です!
そもそものきっかけは、美容と健康のため、そして日々のお弁当作りを楽しく続けられたのは、この背景に映っている大沼作品「ロックンロール」のお蔭だと思っています。
絵を飾っていると「リラックスできる」「元気が出る」などの “効用”を実感される方は多いと思います。
私自身も、リビングや仕事部屋、寝室はもちろんのこと、玄関からお手洗いにいたるまで、それぞれの空間にぴったりと合う絵を飾ってパワーをもらっていますが、この「ロックンロール」からは、ありのままの自分にしてもらえるような快さを感じるのです。
この感覚は、絵の作者である大沼久美子さんと初めてお会いしたときと似ています。
自分の口に入れるものを料理できることはありがたいことですが、お弁当作りを趣味のように続けられるのも、気取らず気負わない彼女ののびやかさが、作品を通じて明るく見守ってくれているからと思うのです。
元気なスカルたちとスタッフ一同、そしてちょっぴりスリムになった私とで、皆さまのお越しを楽しみにお待ち申し上げます。
2009年5月
シルクランド画廊 顧 定珍